「今は「見守って」あげましょう」
誰かに相談したとき、こんな風にアドバイスを受けたことはありませんか? そして、こんな疑問を持ったことはありませんか?
「見守る」って具体的にどうすればいいの? 単に「見守る」と言われたとき、戸惑いを感じる方も多いと思います。
- あまり話しかけないほうがいいのかな?
- 手伝ったりしないほうがいいのかな?
- あまり気にかけないほうがいいのかな?
そういう思いから、半ば「放置」のような関わりになってしまう方も少なくありません。
「見守り」と「放置」の定義
大前提として、「見守り」と「放置」は全く別です。
「見守り」・・・成り行きを注意して見続けること。相手の状態や変化に気を配りながら、必要なときには関われるようにしておくこと。
「放置」・・・そのままにしておくこと。関与せず、成り行きに任せて手を加えないこと。
ざっくり言い換えると、
「見守り」=「近くで気にしている状態」
「放置」=「離れて気にしない状態」
でしょう。
「見守り」とは、子どもの近くでいつでも手を差し伸べる準備ができている状態のことであり、「放置」とは、子どもが何をしようと気にかけずに見ないことなのです。
子どもの立場から「見守り」を表現するなら、「いろいろ世話を焼いてくるわけではないけれど、ちゃんと自分のことを見てくれている安心感がある」でしょうか?
「見守り」の実践
「今は「見守って」あげましょう」と言われたとき、やることは簡単です。 しっかり「見て」、必要な時に「守って」あげるだけでいいのです。
なんでもかんでも声をかければいいわけではないし、逆に全く声をかけなくなるのでもない。1から10までやってあげるのも違うし、逆に何があっても手を差し伸べないのも違います。
朝起きた時、「おはよう」と声をかけ、一緒にご飯を食べ、同じ空間で一緒に過ごしながら、なにか変化があれば「どうしたの?」と声をかける。これだけで十分です。
もちろん、お子さんの状態によって「見守る」部分と「手を差し伸べる」部分は異なります。声掛けの方法もいろいろです。ただ、「見守り」とは、決して「放置すること」とは違うということを覚えておいてほしいのです。
