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不登校は“終わり”じゃない ~進路の選択肢を知っていますか?~
「このまま学校に行けなかったらどうなるのだろう」
不登校のお子さんを持つ保護者の方から、最も多く聞かれる不安の一つが進路についての悩みです。
学校へ行けなくなった当初は、まず心や体を休めることが大切です。しかし、時間が経つにつれて、
「高校には進学できるの?」
「将来、就職はできるの?」
「人生が大きく変わってしまうのでは?」
といった不安が大きくなっていくことがあります。
周りの子どもたちが進学や受験の話を始める時期になると、その不安はさらに強くなるかもしれません。
ですが、まずお伝えしたいことがあります。
不登校は、人生の終わりではありません。
そして今は、一人ひとりに合ったさまざまな進路の選択肢があります。

■ 「学校へ行けなくなった=将来がなくなる」ではない
不登校になると、どうしても目の前の状況に意識が向きます。
毎日学校へ通うことが難しい状態を見ると、
「このままで大丈夫なのだろうか」
と考えてしまうのは自然なことです。
しかし実際には、不登校を経験した後に自分に合った環境を見つけ、進学や就職につながっている人はたくさんいます。
大切なのは、
「どの学校に行くか」だけではなく、「どの環境なら安心して学べるか」
という視点です。
進路は一つではありません。
だからこそ、今の状態だけで将来を決めつける必要はないのです。

■ 高校進学にはさまざまな選択肢がある
「高校進学」と聞くと、多くの方が全日制高校を思い浮かべるかもしれません。
しかし現在は、多様な学び方を選べる時代になっています。

■ 全日制高校
多くの人が一番に思い浮かべる高校です。
毎日登校することが基本となりますが、学校によって支援体制は異なります。
不登校経験者へのサポートに力を入れている学校もあります。

■ 定時制高校
昼間・夜間など、学校によって授業時間が異なります。
少人数で学べる学校も多く、自分のペースで学びやすい環境があります。

■ 通信制高校
自宅学習とレポート提出を中心に学びます。
スクーリングと呼ばれる一定期間の登校日以外は基本的に在宅学習です。
毎日通学ができる学校もあり、自分の体調や状況に合わせながら高校卒業を目指すことができます。

■ サポート校
通信制高校と連携しながら学習支援や生活支援を受けられる機関です。
学習面だけでなく、人との関わりや生活リズムづくりをサポートしているところもあります。

■ 高校だけがゴールではない
進路を考えるとき、
「どこの高校に入るか」
に意識が向きがちです。
もちろん高校進学は大切な選択です。
しかし、本当に大切なのは、
「その先の人生をどう歩んでいくか」
ではないでしょうか。
高校卒業後には、
•大学
•短期大学
•専門学校
•就職
•職業訓練
など、多くの道があります。
また、一度社会に出てから学び直す人もいます。
今は人生の選択肢が増え、「一度立ち止まったら終わり」という時代ではありません。

■ 焦りが強くなったときに思い出してほしいこと
保護者の方が進路について焦るのは、それだけお子さんの将来を大切に考えているからです。
ですが、焦りが強くなると、
「早く学校に戻さなければ」
「みんなに追いつかなければ」
という気持ちが先に立ってしまうことがあります。
一方で、子どもたちは心や体のエネルギーが十分に回復していない状態では、将来のことを考える余裕が持てないこともあります。
そんなときは、
「今、この子に必要なことは何だろう」
という視点を持ってみてください。
まずは安心して過ごせること。
少し笑顔が増えること。
家族と会話ができること。
そうした小さな積み重ねが、次の一歩につながっていきます。

■ 人生は一本道ではない
不登校になると、将来への不安から「進路」という言葉が重く感じられることがあります。
ですが、進路は一本のレールではありません。
立ち止まることがあってもいい。
遠回りになることがあってもいい。
大切なのは、その子に合った方法で前へ進んでいくことです。
不登校は決して人生の終わりではありません。
むしろ、自分に合った学び方や生き方を見つけるきっかけになることもあります。
今はまだ先が見えなくても大丈夫です。
一歩ずつ、お子さんのペースを大切にしながら、未来の選択肢を一緒に探していきましょう。

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