自分に合った学校選び1

株式会社すららネット佐々木章太郎氏
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倉澤けい(以下、倉澤)
教材「すらら」の特徴はどのような点ですか?

佐々木章太室長(以下、佐々木室長)

自宅にあるタブレットやPCからログインすることで、小学校低学年~高校までの5教科を勉強できます(国語・数学・社会・英語・理科)。無学年方式なので、できるところから始められます。
また、できた!もっとやりたい! という工夫を随所にちりばめています。たとえば「攻略」しながら進む画面、クイズに答える面白さ、ご褒美がもらえるポイント制度など。検定試験や受験対策に特化したコースもいくつか用意しており、 追加料金なしで使うことができますので、どんどん活用してほしいと思っています。

倉澤
私もおためしで高校生の理科と国語をやってみました。たしかにこれはわかりやすく楽しそうですね。スピードも調整できますし、アニメーションが入っているので記憶にも残りやすいです。とはいえ、子どもが大きくなってくると、それまで家にいた母親も働きに出て不在がちになったり、親子の関係性も変わってきて、なかなか親がどこまでやったのかを確認しづらくなっていくと思います。どうされているのでしょうか?

佐々木室長
親が不在でも学習履歴を把握できるようになっています。オンライン学習教材の良いところですね。

倉澤
学習履歴を見て、子どもがやっていないとつい「これしかやっていないの?」「なんでやらなかったの?」と言ってしまいそう…そんな不安を抱く方も少なくないのでは?

佐々木室長
すららでは、教材を提供するだけでなく、親に寄り添う体制を整えています。「こんな風に声かけをしてみて」「ここを褒めてあげて」と具体的にアドバイスしながら、保護者の方にも並走します。

株式会社すららネット佐々木章太郎 倉澤
すごいですね。具体的にはどんな体制ですか?

佐々木室長
すららコーチがLINEやメールで保護者様の悩みにお答えします。さらに希望される方には、ほめビリティという「子どもを褒めながら導くトレーニング」を徹底的に実践するプログラムを提供しています。このプログラムでは、臨床心理士、メンター、そして弊社スタッフが保護者様とグループになり、8週間に渡って実践していきます。そこまでは、という方にも、気軽に気持ちを共有できるコミュニティの場を設ける予定です。

倉澤
発達特性のあるお子様の場合、困り事の個人差が大きいと思います。なかなか教材と親が褒めるだけでは達成されないこともあるのではないでしょうか。

佐々木室長
入会直後、すぐに学習を詰め込むのではなく、まずは保護者様のこれまでの苦労や想いを丁寧にヒアリングし、信頼関係を築くことからスタートします。あわせて、WISCではなくKABC-Ⅱという知能検査方法を取り入れています。学習に対する得意・不得意がよりわかりやすく出る検査です。ワーキングメモリや計画性、学力との乖離を詳細に分析した結果を使って、「苦手な学習にどのように取り組むか」という具体的な学習計画に落とし込みます。

倉澤
なるほど、一人一人の特性に合わせた学習計画を立て、それを実行できるように保護者様と一丸となって子どもを導いていくんですね。

佐々木室長
はい。現在、すららを利用されている方の約7割は、発達特性や不登校に関連するお子さまたちです。まずは保護者様に寄り添うことが大事だということを運用してきた中で痛感し、現在の体制を整えてきました。

倉澤
それが9割近くという高い継続率の理由でもあるのですね。

佐々木室長
はい、もう1つ実は力を入れていることがあります。それは不登校でもすららで勉強することで出席日数扱いにしてもらえることを多くの方に知ってもらうことです。学校に申請する準備までお手伝いします。出席扱いしてもらえることは、子どもにとっては「社会で認められた」という非常に大きい意味を持つことでもあると思っています。

倉澤
我々子どもの教育に携わる者として大事にしたいのは「子どもが社会に出て自立できること」ですよね。そのために自信をつけていくことは本当に大きな礎になりますね。

佐々木室長
おっしゃる通りだと思います。そのために我々も、時には文部科学省に提言しに行くなどしつつ、今の子どもたちにとって必要な教育を提供できるよう、追及し続けています。

佐々木室長のお話の中で見えてきたのは、単なるデジタル教材の提供を超えた「親子の未来を一緒に創り上げていく」という教育の姿でした。グローバル化・AI化が進む今の時代、これまでのような暗記型・指定した単元をやれば合格といったような学習はもはや通用しません。だからこそ、誰もが何をどうしたらいいのかと不安になりがちです。指標を明確にすることで、やみくもにただ「勉強しなくては」という思いから親も子も開放されていく、というのは非常に大きいことだと思います。

企業基本情報
商号 株式会社すららネット
設立 2008年8月29日上場市場: 東京証券取引所グロース市場(証券コード:3998)
代表取締役社 湯野川 孝彦
事業内容 AI×アダプティブラーニング教材(すらら、すららドリル等)の展

聞き手・執筆

倉澤 けい
子どもの発達デザイン研究所代表。発達特性や成績不振に悩む子を多数指導。5500件超の実績。著書に『子どもの“わからない”を“わかる!”に変える「国語脳」の作り方』がある。

2026/3/31取材

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