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2020.06.03

家庭での対応  昼夜逆転

家庭での対応

不登校を4つのステージに分けて説明しましたが、第2ステージである引きこもり期には、昼夜逆転やわがまま、ゲーム依存など、様々な問題が起こっています。そうしたことへの理解の仕方と対応方法について、本項で簡単に説明します。

 昼夜逆転
 不登校の場合、生活リズムが乱れて昼夜逆転になる子供も少なくありません。なぜ昼夜逆転するのでしょうか。

 学校に行けない子供たちにとって、一番辛いのは朝の時間帯です。朝起きたら、保護者は「あれ、今日は学校に行けるかしら」と思いますし、「せっかく朝起きたんだから、学校に行ったら」と言う保護者も多いと思います。直接そう言わなくても、学校に行って欲しいというオーラが出ているものです。また、本人も、今なら学校に間に合うなぁ、と思って葛藤を感じます。それが9時や9時半になると、「やっぱり学校に行くのは難しいな」と思って、保護者も本人も少し収まりが付きます。でも「今からでも学校に行けばいいのに」と保護者は思いますし、本人もそう感じています。それが、お昼ぐらいになると、「今日も学校に行けなかった」と気持ちが落ち着いてきます。さらに3時や4時になれば、もう学校に行くという選択肢がなくなりますので、気持ちは穏やかになります。では不登校の子供たちにとって、いつが一番リラックスできる時間帯かと言うと、親が寝てしまった夜中の時間帯です。ですから、つらい朝の時間帯を寝てやり過ごし、リラックスできる夜に生活するという昼夜逆転になるのです。
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