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2020.06.03

心の問題とADHDの見分け方。

心の問題とADHDの見分け方。

 心の問題とADHDの見分け方はどうしたいいのでようか。文部科学省の定義にあるように、小さい頃からADHDの症状があったかどうかが重要にになります。
ADHDは先天的なものなので、小さい頃から症状が見られますが、心の問題からくるものは、ある程度の年齢になってから、その症状があらわれます。中学生などの思春期頃から症状が出始めたり、何かトラウマになるような出来事に遭遇したあとから症状が出始めたときは、心理的な問題と考えていいでしょう。こうした場合には、ADHDとしての対応ではなく、心理治療法を中心にケアしていくことになります。
 では、ADHDであった場合、どのような対応法があるのでしょうか。まず投薬です。ADHDに関しては、ある程度発現メカニズムが解明されています。そのため、それにきく薬が開発されています。ただし、治療薬とゆうよりは、症状を抑える薬であり、薬...の効果が切れるとADHDの症状に戻ってしまいます。また、投薬の効果には個人差があるので、必ず医師の指示のもとで服薬してください。
 他には、環境調整が挙げられます。例えば、勉強への集中時間が短いのであれば、授業時間を短く区切って集中時間にあわせたカリキュラムをつくったり、注意の転動が大きいのであれば、注意が逸れにくいように学習環境をブース型の半個室状態にしたり、片付けができないのであれば、元の場所に戻すのではなく、片付け箱を準備して、その中に全部物を入れるようにして散らかるのを防いだりするなどです。こうしたやり方は、ADHDの症状を軽減させるやり方ではなく、ADHDの症状を前提として生活環境や学習環境を準備しようというやり方です。この環境調整の方法も個々人によって差がありますから、その子にあった環境を作ってあげることが大切です。
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