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2020.06.03

心の問題への対応 その3

多くの保護者や教師、は問題行動自体を何とかしようとします。ですから、学校に行けなくなった理由を聞き出して、その理由を解決しようとします。友人関係が原因なのか、いじめがあったのか、教師の対応が悪かったのか、そうした不登校になった理由がわかれば、友達と仲直りする、いじめた側が謝る、教師の対応を改める、などの対応をしていきます。しかし、そうした対応では解決できない場合もすくなくありません。それは、そうした一見原因とも思われることも、本当は心の風呂桶が溢れる最後の一杯のストレスに過ぎないことが多いからです。単なるきっかけです。ですから文科省の調査でも「きっかけと考えられる状況」という言い回しをするのです。大切なことは、心の風呂桶にたまり、溢れだしたストレスを減らしていくことですから、そうしたきっかけに振り回されずに、環境調整と、心のケアを行ってください。ストレスの水位が下がってくれば、自然と問題行動も改善し、消失していくことでしょう。
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